ドロー!研究所!ドロー!傭兵!Dominion

先日ポケモンLAをクリアしましたので、以前から気になっていた名作ボードゲーム『Dominion』のSteam版を遊んでいました。なんと基本セットが無料で遊べる!

私はボードゲームといえばカルカソンヌとWINGSPAN(PC版)くらいしか経験がありませんが、ルールの複雑さはこの中間くらい。チュートリアルを読んで一回遊べば大まかな流れは把握できました。

ジャンルとしては対称型のデッキ構築ゲームでしょうか。プレイヤーは共通の公開山札からカードを購入し、そのカードを使って手札や通貨、カードの使用回数や勝利点を稼ぎ、それでまたカードを買ってデッキを強化。これを繰り返して公開山札が一定の状態まで減ったらゲーム終了です。

勝敗はデッキの勝利点で決まりますが、勝利点カードは他に効果のないデッキのノイズでもあります。即ちいかに早くデッキを圧縮&強化するか、いつ勝利点の獲得に舵を切るかがこのゲームの重要な点と言えそうです。

こうして書くと地味に見えますが、実際にはこのゲーム「手札+1、カードの使用可能枚数+1、+α」みたいなカードが多くて簡単にデッキがブン回ります。毎ターンデッキを引き切るようなプレイングも出来たりして、これがすごく面白い。ローグライクゲーで構築が噛みあって俺TUEEEEしてる時の感覚に近しいものがあります。

さらにゲームに登場するカードの種類は毎回変わるため、ドローソースが豊富な環境だったり、相手への妨害が刺さりやすい環境だったりします。環境が変わればカードの強弱や最適な戦術も変化する訳で…これ無限に遊べるのでは…?

なお、私はまだ中級AIと小競り合いをしています。中級AI、ちゃんとカードプールに応じてコンボ作ってブン回してくるので悠長にやってると普通に負ける…

私はリソース供給カードを増やしてデッキを回すことしか考えていませんでしたが、最小限の構成で勝利点を獲得していくステロイド戦法というのもあるようです。うーむ、奥が深い…

現状でもかなりの深淵ですが、さらにDLCとして様々なカードを追加する拡張セットも販売されています。その数26個にして総額29,100円。人気と歴史の重みを感じる数字…!

ただこれでもアナログ版よりは安く、また拡張によって性質も大きく異なるため全てを買う必要はないみたいです。このまま深みにはまったら1つ2つ買ってしまうかもしれません。

そんな感じでDominion、戦略ゲームとして奥深いだけでなく、ローグライク的な楽しさも一緒に味わえる素敵なゲームでした。AIとのタイマンなら1ゲームの時間も短いですし、今後も上級AI撃破を目指してちょこちょこ遊んでいこうと思います。