「このApple IDは有効ではありません。」と表示された時の対処法

結論:Apple公式にお問い合わせしたら復旧してくれました。

発端

ある日の夜のことです。
就寝前にiPad Proを起動するとサインインを要求する通知が届いていたためパスワードを入力しました。すると「このApple IDは有効ではありません。」というエラーメッセージが表示されたのです。
パスワードの失念やタイプミスを考慮して再試行したものの結果は変わらず。あまり連続でやらかすとそれこそアカウントがロックされかねないので、大人しくAppleの公式サイトでパスワードを再発行することにしました。

が、そちらでも同様のエラーメッセージが表示され、さらにはアカウント検索でも自身のアカウントが見つかりません。まるでアカウントそのものが抹消されたかのような扱いです。
パソコンのiCloudも確認しましたが、こちらもログインが外れており「セキュリティ上の理由でアカウントがロックされています。」といった旨のエラーメッセージが表示されて操作不能に。

アカウントの停止を喰らうような使い方をした憶えもありませんし、アカウントにはアプリの購入情報やクレジットカードも紐づいています。「まぁいいか」では済まないので結構焦りました。

とはいえ検索をかけても有用な情報を得られず、諦めてこの日は就寝。もしかしたらこう、なんらかのアクセス障害とかで朝になったら直っているかもしれないし…まぁ、直ってなかったんですけど…

問い合わせ

仕方ないのでAppleのカスタマーサポートへ。

サポートトピックから「Apple ID」「Apple IDが無効」「このApple IDはセキュリティ上の問題により~」と項目を選んだように思います。ただサポートページって結構頻繁に構造が変わる印象があるので、もし使い物にならなくなっていたらスミマセン。そもそもAppleのサポート、目的地に辿り着くのが地味に難しい。安易に問い合わせされたら困るんだろうか。困るんだろうな…

私の問い合わせ時には電話対応のみでしたが、後日確認した際には電話とチャットで対応を選べました。個人的にはメールが一番気軽に要点を伝えられて好きなのですが、無いものは仕方ありません。観念して電話予約を入れて先方からの連絡を待ちます。

問題の経緯をメモにまとめながら待機していると、概ね時間通りに電話が掛かってきました。
冒頭は機械音声で「録音するけどいいね?」と聞かれるので同意し、その後は有人対応。サポートの方に氏名やメールアドレス、機種と経緯を聞かれたのでそれらを説明します。

不具合に関しては「はいはいアレね」という感じでなく「とりあえずアカウントを確認しますね」といった雰囲気。とはいえ向こうでロックを解除してくれたようで、あっさりとアカウントが復活してサインインが出来るようになりました。
念のためApp Storeも確認するよう促され、こちらも全く問題なし。厳重な本人確認などに備えて準備していたクレカ情報の類は出番がありませんでした。

感想

以上にてApple IDの問題は解決し、これ以降も特に問題なく利用できています。

不具合が出た時はAppleオマエー!と不満を募らせたものですが、サポートが始まってからはすぐに解決しましたし、対応も丁寧だったのでそこは流石にAppleさんでした。

ただ問い合わせの際には安堵が先に来てしまい、原因を聞きそびれてしまったのが少し悔やまれます。検索した限りではあまり多くヒットしないため、比較的レアケースだったのかもしれません。まぁ頻発されても困るんですけど…!

そういう訳で、Apple IDが無効になってしまった場合はさっさとサポートに頼るのが吉かもしれません。同じように頭を抱えている誰かの助けになれば幸いです。