除湿、してますか。
私はいつも遊戯王カードの保管にシリカゲっています。
シリカゲルはざっくり分けて2種類あり、どこまでも除湿するヤツがA型、周囲の湿度に応じて吸ったり吐いたりする御仁がB型だそうです。よく再利用できるぜと謳っている方はB型ってことですね。で、今回復活させるのはA型の方になります。
まぁ高価なものでもないので買い替えてしまってもいいとは思いますが、再利用できるものを都度捨てては新調するのはちょっと罪悪感があるので…大事にしていきましょう、資源を。炒めるのにもガスや電気を使うことになるのでどっちがエコかは知りませんが…
用意するもの
- フライパン
- 混ぜる過程でフライパンに傷がつく可能性が高いので、不要なものを使うのが吉。
- 木べらなどのかき混ぜる道具も忘れずに。
- シリカゲル(A型)
- 本日の主役。シリカゲルの吸湿状態が分かる粒(青からピンクになるやつ)が入っているものを推奨。
- ジャムなどの瓶
- 炒めたシリカゲルの保管や冷却に使用します。耐熱性があると安心。
- マスキングテープorクリップ
- 戻したシリカゲルの袋を綴じるのに利用します。
- 漏斗
- あると便利枠。シリカゲルを瓶や袋などに移し替える際に重宝します。
- キッチンタオルなどを円錐状に丸めることで一応は代用可能。
- 小さなカップ類
- あると便利枠。フライパンや瓶からシリカゲルを移す際に使います。
- 何らかのトレイや敷物
- あると安心枠。シリカゲルはよく跳ねる上にステルス性能も高いのでこぼした際の保険になります。
作業工程
手順1:シリカゲルを開封する
シリカゲルの袋を切って中身を取り出します。
袋を再利用する場合はなるべく容量を減らさないようにギリギリのところで真横にハサミを入れます。切り口が狭いとシリカゲルを戻す難易度が上がるため注意。
この時、一度瓶に移し替えておくと保管時に必要な容器の目安も分かります。
手順2:フライパンでシリカゲルを熱する
フライパンにシリカゲルを移します。彼はよく跳ねるので慎重に流し込みましょう。
また、この時に欲張って一度に大量のシリカゲルを投入しないように。時間が掛かるわ火の通りが偏って爆ぜるわで何も良いことがありません。(一敗)
浅く全体に敷く程度にしておけば時間もあまり掛かりませんし、かき混ぜる回数も少なく済みます。
火の強さは弱火~中火で、時折軽くかき混ぜ&小刻みに揺すって均したりします。
しばらくするとピンク色の粒が青色に変わっていくので、一通り青色に戻ったら火を止めて完了。因みにこのまま加熱を続けるとシリカゲルがパチパチと割れて破片になります。
当然ですが、炒めた直後のシリカゲルは涼しげな見た目とは裏腹にクソ熱いので注意しましょう。
元の袋に戻すのであればしっかり冷ましてから、他の容器に移し替える場合も熱には十分に注意を払ってクダサイ。
手順3:シリカゲルを袋に戻す
復活させたシリカゲルを瓶や袋に移します。
この時に漏斗や小さなカップがあると活躍しますし、トレイや敷物の上で作業をすればなお安心。
私の場合は「瓶に入れて熱を冷ます」「漏斗をつけた小カップに移す」「小カップから袋に戻す」という手順を踏んでいます。まぁここは各々やりやすい形でどうぞ。
適量を袋に入れてマスキングテープ等で綴じればシリカゲル調理完了。すぐに使わない分は瓶に入れて保管してもいいですし、全て袋に戻して密閉保存でもOK、こちらもお好みでドウゾ。
感想
以上、フライパンを用いたシリカゲルの復活手順でした。
初めて挑戦した時はメチャクチャ手間取りまして、「これ普通に買い替えた方がいいんでは…」と思ったものですが、ある程度の道具と慣れがあれば単純な作業なのでオススメです。
ただ袋や瓶に移し替える作業は結構手間が掛かるので、空気は通しつつシリカゲルは溢れないような容器が欲しいですね。特にカードと同じような形だとデッキケースに入れやすくてなお嬉しい。
オマケとして、シリカゲルを炒めるまでに調べたor試した復活方法についても載せておきます。
- 布団乾燥機
- タオルに包んで一時間ほど掛けてみたものの微々たる変化のみ。ほぼ失敗。
- ドライヤー
- 効果なし。
- 電子レンジ
- そもそも家にない。安全性を考えたら結局袋からは出す必要があるので、手間はあまり変わらなさそうではある。
- 天日干し
- 試してはないけどまぁ無理では…?B型シリカゲルならこれで放湿できるらしいです。
- 防湿庫
- そもそもシリカゲルを使わなければいいじゃない、というアントワネット的解法。置くスペースがあるなら私も欲しい。
そういえば、乾燥した感想って書く機会なかったな…